更年期 自律神経 ホルモンバランス - PPPDはなぜ起こる PPPD重症度の評価

持続性知覚性姿勢誘発めまい(persistent postural perceptual dizziness:PPPD)発症の契機の典型例には次のようなものがあげられます。

PPPDはなぜ起こる PPPD重症度の評価

持続性知覚性姿勢誘発めまい(persistent postural perceptual dizziness:PPPD)発症の契機の典型例には次のようなものがあげられます。
最初にBPPV(持続性知覚性姿勢誘発めまい)や前庭神経炎などの内耳に異常が起きる器質的な疾患を発症します。これらは通常、大きな後遺症もなく治ってしまう疾患ですが、これが治らず慢性化し、持続性になって、めまいも回転性めまいから浮動感へと変わっていきます。なんだかすっきりせず、エスカレーターやエレベーターに乗ると気持ち悪くなるし、動画を見ても気持ちが悪い。パソコン画面のスクロールを見ても気持ち悪くなるといった感じです。
BPPVや前庭神経炎だけでなく、パニック発作や心因性のめまいが先行する場合もあります。器質的疾患や精神疾患が先行し、やがて機能性疾患になっていきます。

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持続性知覚性姿勢誘発めまいPPPD診断基準

めまいの国際学会であるBarany Societyは新しいめまいである持続性知覚性姿勢誘発めまい(persistent postural perceptual dizziness:PPPD)の診断基準を以下のように定めており、AからEの全ての基準を満たす必要があります。

A)浮動感、不安定感、非回転性めまいのうち1つ以上が、3か月以上にわたってほとんど毎日存在する。
1、症状は長い時間(時間単位)持続するが、症状の強さに憎悪・軽減がみられることがある。
2、症状は1日中持続的に存在するとはかぎらない。
B)持続性の症状を引き起こす特異的な誘因はないが、以下の3つの因子で憎悪する。
1、立位姿勢
2、特定の方向や頭位に限らない能動的あるいは受動的な動き
3、動いているもの、あるいは複雑な視覚パターンをみたとき

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老化関連遺伝子

1990年にJohnsonは線虫(Caenorhabditis elegans)からage-1遺伝子の突然変異体を発見しました。age-1変異体の平均寿命と最長寿命は、野生体に比べておよそ2倍も長く、成熟前の発育速度や産卵数は野生体と同じであったことから、老化の定義である「老化は成長期(性成熟期)以降、全ての種に起こる加齢に伴う生理機能の低下」に合致すると考えられました。
age-1の発見以降、線虫から寿命が延長する多くの突然変異体が見つかりました。これらの変異体から同定された原因遺伝子は、インスリン/インスリン様増殖因子(insulin-like growth factor-1:IGF-1)シグナルを介したエネルギー代謝に関わる遺伝子が多く、age-1はインスリン/IGF-1シグナル下流に存在するヒトでのPI3(phosphoinositide3)キナーゼの相同遺伝子です。また、1993年に見つかった長寿突然変異体のdaf-2は、インスリン/IGF-1シグナルに関わるインスリン/IGF-1受容体の相同遺伝子です。

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